「カッサンドル・ポスター展 グラフィズムの革命」に行ってきた!
5月3日、祝日
某ニュースサイトで「カッサンドル」について知り、正直知らないアーティストであったが、興味を惹かれて、筆者、八王子初上陸いたしました。
1:会場について
カッサンドル展を見に、八王子市夢美術館へ。
建物は企業ビルのような雰囲気。
人がいない…「ここでいいのか?」と思いつつビル二階へ、エレベータで向かいます。
案の定、人がまばらでした。(でも展示の内容とは全くの反比例の状況であったと感じます!!!)
荷物は受付の方が快くあずかってくださいました。長旅の者にはうれしい対応です…ありがとうございました…!
2:展示内容
展示では、カッサンドルのポスター作品やその原画、その他の作品を彼の人生を追って並べられていました。
有名校に通いそこでは優秀な成績であったものの、食べていくために芸術ではなくポスターデザインの王道をひた走って行く彼。
キャプションには、作品概要だけでなく、彼の作品についてのコメントやデザインへの思いも載せられていて、デザインをかじった身としては、その彼のカリスマ性に感動を覚えました。
そしてアメリカで絵画の天才たちと出会い、彼自身も作品をも感化されていく。自分が本当に表現したいものと、社会から求められるものとの溝は深まっていく…。
その運命を知ると、どんな気持ちで作っていたんだろう…と胸が締め付けられるようなせつなさを感じました。
彼はデザイナーとしての先駆けであり、その喜びも一層の悲しみも背負ったひとだったのか、と思うと同時に、やはり彼の論理に基づくディテールの計算されつくした線や色彩の構成から生み出される、圧倒的存在感に魅了され、そこから感じるゆるぎない作品への自信に感嘆してしまうのでした。
ポスターや広告媒体以外のトランプやLPレコードのジャケットもカッサンドルらしさとかわいさが共存する素敵な作品。
(この日八王子市内で開催されていた古本市で、レコードも出品されていて、筆者はカッサンドルのデザインされたレコードがないか、思わず探してしまったのでした…w)
原画は近づいてみると、美しい構成を構築するためのグリッドやコンパスの針の跡から、作品製作工程の一部をうかがうことができる。(天才デザイナーの作品制作工程を妄想してうっとりしてしまいました…)
3:展覧会グッズ内容
今回のグッズはポストカードや図録、ポスター、クリアファイル、トートバックなど。
図録はグッズコーナーはもちろん、展示会場内のソファにも見本があり、作品と見比べたり会場のキャプションにはない、より詳細な解説が加えられています。
(作品を読み取る力が少ない筆者としては、うれしい内容でした♪)
ピヴォロのポスターは、可愛いからとても悩みましたが…荷物になることを思って断念…。
ポスターの購入を検討される方は、車や宅配便などの利用されることをおすすめします!